「醤油だろ!これだけは譲れねぇ。」
「絶対ソースですって!」
「そもそもソースなんて存在する意味あんのかよ…!主成分すら曖昧だろ…。」
「そんなソースの主成分なんて意識したことすらありませんから!…そういえば醤油ってあの豆から本当に搾ってできるだけじゃないって知ってますか…!」
「ええっ!?できるんじゃねぇの?!」
「私もそう信じてたんですけど子供の頃聞いた話によりますと、かなり怪しい材料らしいですよ…!」
「マジで……!?そんな都市伝説がスラムにはあったんだな!」
「都市伝説だったんですか!?……ショック。」
「そんな謎に満ちた調味料が出回ってたまるかよ。ジュノンにも都市伝説があったな。…確か試着室の鏡の話で…。」
「ヤせて見えるってやつですよね!でもそれは本当っぽくないですか?てかエイジが試着室の話を持ち出すって変な感じですね。」
「ジュノンにも服屋ぐらいあるっつーの!……っ!わああ!…ハインかよ!!」
「お前達の話は聞きたくなくても耳に入る。さっさとその書類回せ。」
「そういえばハインもミッドガルのウォール出身でしたよね?」
「…。」
「やっぱあの町の試着室の鏡も小細工されてるのか?その前にあの店自体が怪しいけどな。」
「あはは。店内以上の隠しカメラが試着室にあったりとかですか。それにハインはカキフライには何かけます?ソースですよね?」
「………………………………ポン酢。」
「「…………おお…………。」」
「………試着室に入った者は………二度と出てこない…。」
「「……………………………納得。」」
「…………お前ら、いい加減にしろよ、と。」
2005/11/20
ジュノンっ子、スラムっ子、ウォールっ子の近くも無く遠くも無いエリアジェネレーション。(爆)